JIN ARCHITECTURAL DESIGN OFFICE
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あなたと家族のための住まいつくり
住まいつくりは家族の領域つくりでもあります。
人は家で家族とともに暮らすことにより、社会性を育みながら人間へと成長をしていきます。
そう、生まれながらにヒトは人間ではなく、住宅という人間がつくり出した空間の中を第一のステップにして、人間関係を育み、
社会性を育み、地域社会や子ども達の社会、学校社会などを経て、確かな人間性や人間力を獲得してゆくのです。
母子密着やひきこもり、家庭や家族を取巻く問題や事件、犯罪は後を絶ちません。
私たちは住まいつくりとともに、大切な家族について考えあうことも、住まいつくりの中で必要なことだと考えております。
愉しい住まいつくりとともに、有意義な住まいつくりを、一緒に構築できる、そんな建築家になりたい
そんな建築設計事務所でありたいと願っております。
人建築事務所 関口啓介
家とは、何でしょうか。人建築事務所では、家族について、住まいについて話し合うところからはじめます。住まいについてのご要望は、最初のうちは聞かないようにしております。なぜなら、要望と要求を最初に羅列しだすと、本当に大切だと考えていることや、まだつかめない住まいへの願いなどが、埋没してしまうからです。
家族について、住まいについての話し合いが終わってから、ある方に家への要望をお伺いしたら、「自分が年老いて死ぬ時に、この家(うち)で育ってよかったと子ども達に言って欲しい」とおっしゃられました。ここで言われる家(うち)とは、家そのものもありますが、お父さんお母さん、家族もひっくるめた総合体のようなイメージなのです。
家に帰ると言いますが、基本的に迎えてくれる誰かが居る家をここでは指します。誰も居ない住宅に帰るとき、アパートに帰るとか、マンションに帰るとか無機的な住居の名前を呼ぶのに、迎えてくれる誰かがいる住まいを、私たちは家といいます。幼い頃を思い出して下さい。居るはずのお母さんが居ない家はどこか寂しげで、無機質で、冷たい感じがしませんでしたか。どんなに立派でかっこよい住まいでも、家として機能しだすかどうかは、そこに住まう人、家族が居て成立するのです。住宅そのものには、家としての機能はないのです。そんな家について話し合いながら、住まいつくりを進めてみませんか。