日々精進 日々是好日
一日一日を大切に過ごしたいものですね。
そんな気持ちからブログではない記録を重ねたいとはじめました。
一生の内50分の一はトイレの中で過ごすのだそうです。(30分/日)
考えてみましょう。トイレライフ
人を迎えるのも大事ですが、出かけるときのワクワク感はその日一日のモチベーションにも関わりますね。
隠れ家的な狭い空間のなかが、妙に落ち着いたりしますよね。
幽玄なる僧侶への関門が玄関の語源といわれています。そんなかたっ苦しいと家に帰りたくなくなっちゃいますよね。開けっぴろげでこんな感じで迎え入れてくれることも、時には必要かもしれません。
建築の日本展/森美術館
今日、大阪府のある地域に建つ建物の地震災害の調査に伺いました。
行ってまずびっくりしたのが手書きの「危険」の札と立ち入り禁止のテープ。
どなたがこれをやられたのですかと聞くと、立ち入り禁止のテープは近くにある小学校校長だと言う。皆さんに迷惑をかけてはいけないので、手書きの危険の札は自ら書かれたといわれた。通学路でもあるため、校長先生が児童を守ろうとしたのも理解できるし、居住者の周りに迷惑を掛けているからという配慮に心が痛みます。
この地域の行政は応急危険度判定をしないという。行政は最低限しないといけないと思う。勿論建築関係者はそれに協力すべきだろう。登録期間が過ぎたわたしはどの口が言うのかと情けなく反省しきりであります。m(__)m
下げ振りとレーザーでいくつかのはしらと床を計測すると最大26/1,000ぐらいの傾斜があった。
応急危険度判定では要注意のレベルである。
立ち入り禁止である「危険」は50/1,000だ。
正確な調査もせずに危険を押し付けるのはこの建物の居住者のこれからの生活や立場を侵害するものではないかとも感じた。
居住者のためにも周囲の方々のためにも正確な調査が必要だし、建築関係者は協力すべきだと自分のダメさに重ね悔い状態である。
ただ、結果は要注意とはいえそこに住み続けることは危険に違いないので、いち早くこの建物からの退去、最低限一階では寝ないこと、数ヶ月を目処にした応急処置方法、根本的な対策は建替以上に困難を極めること、仕方がないが遅くない時期の解体を勧めた。
時速10万キロで飛ぶ地球のことを考えれば、地震は地球にとって身震い程度かもしれないが、それだけに人間の非力さと傲慢さを改めて思い知ります。
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