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人間の赤ちゃんは生まれてから成人するまでたくさんの時間を必要とします。それは単に身体の成育だけではなく、脳の発達や精神の発達、社会性や人間性を育むために、それだけ多くの時間が費やされているともいえます。
そしてその発達のために欠かせないのが環境だといわれています。主体と客体(環境)との相互作用(相互同化)によって発達するといわれます。能力は生まれもったものが決まった年限とともに発現するのではなく、客体(環境)との相互作用(相互同化)によって生まれるのです。そう考えると、人間の発達には客体(環境)が大きく作用していることがわかります。
もっとも未熟な状態から成長をする時、この間の発達はめまぐるしいものがあります。その間一番過ごしている環境といえば、住まいといえるでしょう。住まいは直接家族を育むことはできませんが、成育と発達のための重要な要素になっていることがわかります。
さらに環境としての住まいだけではなく、その構築過程は重要な教材でもあります。なにもないところから構築する住まいつくりは、それはそれは大変なものではあります。ですから決まったタイプや製品にながれてしまいがちです。また、建築家に任せたらとんでもないものが出来てしまうのではという恐れだって否めません。人建築事務所では、ご家族のみなさんと一緒に考えながらつくります。敷地の測量をご家族みんなで行ったり、草刈りだってみんなでします。
構築環境教育(建築教育)は、総合学習効果があるといわれています。まだまだ日本では認知度の低いこの分野ですが、欧米では建築家の果たすべき重要な役割として認められています。建築はつくるだけでなく、その構築過程にお宝が眠っているのです。そのお宝を人任せにしてしまうのは勿体ないと思うのです。住まいつくりワークショップをしながら一緒につくってみませんか。